シロヤシオの花
所在地:栃木県那須郡那須町大宇大島宇中大蔵山国有林143林班 外2林班
面積:131.30ha
指定:日光国立公園 水源涵養保安林 保健保安林
中大倉山自然観察教育林は、三本槍山麓の標高1,300mから1,600mに位置し、茨城県境の八溝山系をはじめ、那須町、那須塩原市、白河市の平野部が眺望でき、景観に優れている。
植生は温帯植物の分布圏内に属する。
ブナ、ミズナラ、ダケカンバの下層植生にチシマザサ等の笹類が分布する森林を構成している。
特に、標高1,300m以上の地域には、樹齢300年を超えるシロヤシオ(ゴヨウツツジ)の群生地が見られるのが特徴である。
那須町は中大倉山山頂周辺のシロヤシオ(ゴヨウツツジ)の群生地に歩道(周回コース2.8q)を設定し、自然観察の場としている。
このコースは、春には新緑とシロヤシオ(ゴヨウツツジ)の花、夏はブナ林散策やハイキング、秋は紅葉、冬はスキーと四季を通して、雄大な自然とのふれあいの場となっている。
シロヤシオ(ゴヨウツツジ)の群生の所在
シロヤシオ(ゴヨウツツジ)は皇室の敬宮愛子内親王殿下の「お印」とされ、清楚で上品な白い花が咲く、葉が五枚(五葉)であることが名前の由来となったものである。
良好なシロヤシオ(ゴヨウツツジ)の群生地
那須岳と
ゴヨウツツジ
この群生地には30,000本程度のシロヤシオ(ゴヨウツツジ)が生育し、なかでも根回り20p以上、樹高5m〜6m以上ものは樹齢300年にもなると考えられる。
茶臼岳と朝日岳
(ゴンドラ山頂駅)
中大倉山付近の紅葉
【交通条件】
鉄道・バス利用
JR那須塩原駅より車で60分または、JR白河駅より車で50分
那須塩原駅〜那須温泉間バス運行50分
自動車利用
東北自動車道那須IC下車後、車で15qまたは東北自動車道白河IC下車後、車で27q